春のデトックス

伝統医学では、生活習慣が健康にとって大切であると考えられ、
生活習慣を整えることを勧めています。
それによって、自然治癒力(人間が本来持っている自然に治る力)を高めて、
病気を治すだけではなく健康づくりをめざす予防医学が中心になっています。
  
インドを発祥とするアーユルヴェーダは
「生命の知恵」とも言われている伝統医学。
  


私たちは取り巻く環境から様々な影響を受けて生活しています。
宇宙も自然も、人間も
5つの元素(地・水・火・風・空)から構成されていると考えられています。
  
私たちの身体では、
ヴァータ(空と風のエネルギー)、ピッタ(火と水のエネルギー)、カパ(地と水のエネルギー)
という3つの生命エネルギーとしてその宇宙原理が働いていると考えられています。
  
冬はヴァータの季節。
寒さ、冷え、乾燥、空虚感、不規則、焦燥感などの影響を受けやすい時期。
春はカパの季節。
その影響から、カパが増えすぎると
横隔膜から鼻腔辺りに「地」と「水」が溜まって重くなります。
だるさや倦怠感、むくみ、鼻腔、胸腔の粘膜性の不調など。
花粉による辛い咳、くしゃみ、鼻づまりもそのひとつ。
今、季節の変わり目。環境の変わり目。
お身体にも様々なサインがあらわれているかもしれませんね・・・。
 
春のはじめには、冬のあいだ体内に溜まった毒素をデトックス!  
カパをバランスさせるリズムを意識してみましょう。
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☆多眠や昼寝をせず、日中に活動する。
☆食事には冷たいものや油っぽいものは避け、食べ過ぎない。
☆カパを鎮めるスパイシーで温かい食物をとる。
☆朝日を眺めながらの散歩や軽い運動をする習慣を身につける。
☆香りを楽しみます。朝は刺激性のアロマ(ローズマリーやユーカリなど)おすすめ。
☆夕食を軽くして早めの時間にとる。
☆入浴をして体を冷やさないようにします。
  
山下愛
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